圧縮・解凍ソフトについて

□圧縮・解凍の仕組みとWinRARの優れた機能

圧縮とは語句を見ると、圧力をかけて縮めると書いてありますが、パソコン上で使われる圧縮も同じ事を意味しています。つまりPCデータのサイズを小さくする技術が圧縮です。その反対である元のデータに戻す技術が解凍です。
PCで使われる圧縮技術というのを簡単に説明いたしましょう。例えば以下のようなデータがあったとしましょう。

例:aaaaabbcccccdddd

半角文字のaが5個、bが2個、cが5個、dが4個、全部で半角文字が16個ありますので16kbサイズのデータです。このデータをわかりやすい形で書き換えて、小さいサイズにできないだろうかという事で以下のようにしました。

例:a3b2c5d4

全部で半角英数文字が8文字で表す事ができ、8kbサイズまでサイズを小さくする事ができたわけです。このようにPCデータのサイズを小さくするという技術は、多くのメリットをもたらします。その理由は、ハードディスクなどの大容量記憶装置にデータは書き込まれ保存されているのですが、サイズが小さければそれだけ多くのデータを保存できますし、インターネットにおけるファイルの通信にも、ファイルサイズと転送時間というのは比例するわけですから、やはり圧縮という技術はネットの世界でもかかせない技術となっています。

今現在のPCの圧縮・解凍技術を利用するにはソフトウエアが必要になります。圧縮・解凍専用のソフトというのはフリーウエアからシェアウエアまで数多くのソフトが存在するのですが、一般的によく使われている圧縮形式を紹介いたしましょう。

■様々な圧縮形式
■ZIP 圧縮形式では一番ポピュラーな形式。もともとはアメリカで流行った圧縮形式。パスワードを掛けられる機能がある。解凍時には設定したパスワードが必要になる。圧縮率は他の形式に比べても普通なのでこのZIP形式を基準として他の形式の圧縮率を表したいと思います。
■RAR WinRAR独自の圧縮形式。圧縮率はお好みで調整できる。最高圧縮に設定した場合かなりの圧縮率を誇る。また圧縮ファイルを細かく分割する分割ボリューム機能や書庫ファイルが破損した場合の修復機能、解凍する側がこのWinRARがなくても解凍できるという自己解凍書庫機能など機能が豊富である。書庫ファイルはファイルの転送時に破損する事がたまにあるのでこの修復機能がない他の圧縮形式で作られた書庫はただのゴミになってしまう。Warezの世界ではこのWinRARなしでは語れない。
■LZH ZIPの次にポピュラーな形式だと思う。圧縮率は普通よりやや落ち目といったところだろうか・・・LHA形式とも呼ばれている。
■CAB Microsoft社が提唱する圧縮形式。圧縮率は高いらしい。Microsoftが配布するソフトウェアやVB6.0で作成された配布ファイルはこの形式で圧縮されている。InstallShield版CABファイルはファイル構造が違うため普通のソフトでは解凍不可能。
■TAR 主にUNIXやLinuxで利用されている圧縮形式。たまに海外サイトでこの圧縮形式を見かける。外人好みなのか・・・詳細は不明?
■GCA 圧縮率は非常に高い。あまりこの圧縮形式で作られた書庫を見かける事が少ない。これは人気がない証拠かそれともあまり知られていないせいかは不明。私は一時期この圧縮形式を使っていた・・・昔ね。
■ACE この形式も圧縮率が高い。今では見かける事が非常に少なくなった。海外でたまーに見る程度。意外といい圧縮形式なんだけどね・・・・
■7zip この形式も圧縮率が高い。ZIPと関連性がある。ソフトウェアの配布でよく見かけます。

以上が一般的に使われている圧縮形式なのだが、以上の他にもまだま圧縮形式というのは存在いたします。これだけ認識してれば上等です。これらの違った圧縮形式によって圧縮されたデータを解凍するには、ソフトウエアがその形式に対応してなければ解凍する事はできません。やはり数多くの圧縮形式に対応してるソフトウェアが便利だと思います。フリーソフトではやはり数多くの圧縮形式に対応している、Lhaplus, Lhacaデラックス版, Lhasa32, 解凍レンジなどが人気を占めています。これらのソフトはVectorなどで入手できます。

Vectorにて圧縮・解凍ソフトを入手したい方はこちらから入手できます。

 

WinRARの優れた機能

シェアウエアの中で非常にお勧めなのがWinRARです。私も長い間愛用しております。このWinRARひとつあればまず日常使用する書庫の解凍には困る事がないでしょう。ほんのごくたまにLZHの書庫の一部が解凍できない事があるぐらいです。私はこのWinRARにてたまに解凍することができない書庫の為にLhacaデラックス版を常にPCにインストールしています。

このWinRARですがファイル共有ソフトをお使いの方は本当に必需品となってきます。というかなければならないソフトかもしれません。WinRARにしかない独自の優れた機能が便利で、インターネットでのファイルの転送には絶対に欠かせないソフトなのです。

やはりインターネットでのデータ転送時や、ローカル内でのファイルの移動で、ファイル転送時にたまに起こるCRCエラーが出る時があるのです。これはシステムが転送時にファイルの一部を見失ってしまい、ファイルが破損してしまうという現象です。

書庫ファイルのデータの一部が壊れてしまえば使えません。大事なデータがただのゴミになってしまうのです。
※アルバムなど複数のファイルを圧縮してる場合は、破損ファイル以外は正常に使う事ができます

そこでWinRARにはこのファイルの破損を直す事ができる、リカバリーレコードという機能が付いています。ただし条件があるのですが、圧縮する時にこのリカバリーレコードを付けて圧縮してなければなりません。
また、WinRARには1つのデータファイルを圧縮時に細かく分割して圧縮する機能があり、例えばDVDなどの大容量のデータをCDに5〜6枚に分けて保存する事もできますし、WEBスペースなどを無料で貸し出しているスペースでは、ファイルサイズの上限が設定されているのがほとんどですので、でかいサイズのデータでも分割してアップロードする事により、WEB上でファイルを渡しあうという事も可能になるのです。

ではWinRARのこの優れた機能の使用方法を説明いたします。ソフトウエアは30日間無料でお試しになれる試用版があり、機能に関しては制限されておりませんのでお試しになってみるといいです。

WinRAR Japanサイトからソフトを入手できます。ソフトの入手はこちらから

WinRARの使用方法

WinRARをダウンロードしてインストールを済ませたら、簡単な設定をします。メニューのオプションから設定を開きます。ここで必要な設定は圧縮タブと統合タブだけでいいでしょう。
まず圧縮タブを開いて、圧縮先のディレクトリーと、解凍先のディレクトリーを任意の場所に設定します。ここでドライブをパーティーションで C:\, D:\ などに分けている場合は、D:¥の好きな場所に指定するといいです。C:\はプログラムファイルやシステムファイル専用のドライブにしましょう。

WinRARの圧縮タブの設定例

次は統合タブを開き、拡張子の関連付けをするのですが、ISO以外は全部チェックしてかまいません。あとはシェル統合の項目で右クリックメニューからWinRARを使える用に設定すると便利です。 下の通りにチェックを付けて、コンテキストメニュー項目を開きます。

WinRARの統合タブの設定例

チェックを付けた項目が右クリック時に、メニューとして表示されるようになります。以下は私の例です。参考程度にどうぞ。

WinRARの右クリック時に出るコンテキストメニューの設定例

 

リカバリーボリュームを付けた圧縮方法

では、リカバリーボリュームを付けての圧縮方法を説明いたします。

まず圧縮したいファイルを選択して、右クリックから書庫に圧縮かあるいは、WinRARを起動して圧縮を選びます。
そうすると以下のような書庫名とパラメーターというダイアログが表示されます。
書庫形式にRARにチェックを入れ、圧縮方法はRARを選択してください。圧縮率を高くすると、圧縮に要する時間が長くなり、低くすると作業も速く終わります。圧縮オプションでリカバリーレコードを付加にチェックを入れ、圧縮したファイルにエラーがないかどうか圧縮ファイルをテストにもチェックを入れてください。

WinRARのリカバリーボリュームの圧縮方法1

次は高度タブを開き、右側にあるリカバリーレコードの項目で値を3〜5%にします。だいたいこの値で修復できます。
重要な設定は以上で終わりになります。

WinRARのリカバリーボリュームの圧縮方法2

次はデータを分割して圧縮する方法を説明いたします。 先ほどと同じように圧縮したいファイルを選択し、右クリックメニューから書庫に圧縮を選び、書庫とパラメーターのダイアログにてまた設定いたします。

基本的に分割圧縮もリカバリーボリュームを付けて圧縮しますので、先ほど設定した内容にさらにちょっと付け足すといった感じです。先ほど説明いたした事は省きます。左下にあるボリューム分割で一つ一つの分割するファイルサイズを指定します。

下にある画像では5mと記入してありますが、5メガバイトのサイズで分割するという意味です。値はそれぞれ決められていて、数字の後に 'k'' を付けるとキロバイト、大文字の 'K' を付けると1000バイトを意味します。 'm' はメガバイトを意味し、'M' は1,000,000バイト、'g' はギガバイト、'G' は1,000,000,000バイトです。

WinRARのリカバリーボリュームでの圧縮方法 全般タブの設定

次は高度タブを開き左の真ん中にあるボリュームの項目で旧形式のボリューム名にチェックをして、リカバリーボリュームはここでは0でいいです。右上のリカバリーレコードで3〜5%の値を設定してください。ここでのリカバリーボリュームを0にしましたが、1を設定したとすると圧縮した分割ファイルが破損した時に、1個分のファイルが修復できるという機能です。右側で設定してあれば全部修復できます。

WinRARのリカバリーボリュームの圧縮方法 高度タブの設定

後は、特に大事な設定はありませんが、コメントタブではこういう使い方ができます。ま、参考程度にしてください。

WinRARのリカバリーボリュームでの圧縮方法 コメントタブの設定

このようにコメントを入力したとしましょう。さあ圧縮完了すると以下のようになります。圧縮先に指定したディレクトリーに分割した圧縮ファイルができあがりました。これを無圧縮で固めて一つにまとめておきましょう。分割した個々のファイルにリカバリーボリュームを付けていますので、全体を固める時はつける必要はありません。

WinRARの分割ボリュームでの圧縮例

完了するとこのようになります。コメントは右側に表示されます

WinRARのリカバリーボリュームの圧縮方法 コメントを付けた場合

 

これで完成です。

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